ホームスタジオを準備する
ホームスタジオを正しく準備することは、受講生の良いコース体験に欠かせません。そのため、受講生が雑音やカメラのぶれなどに気が散ることなくビデオを視聴できるようにする必要があります。幸いにも、Udemyでは、コースを作成するためにプロのスタジオは必要ありません。この記事では、ホームスタジオを準備する方法について説明します。
始める前に
コースの種類ごとに設定が異なることに留意してください。たとえば、コーディングなどのスクリーンキャストビデオの場合は、コンピューターの画面を録画します。一方で、ビデオ内で直接教える場合は、講師は「語り手」として話したり作業を行ったり(調理、ヨガなど)して、自分自身を録画します。また、撮影後に編集ソフトウェアを使用して、スクリーンキャストと話している映像とを組み合わせることもできます。
機器を選択する
カメラとマイク: コンピューターのカメラで録画を始めてみましょう。しかし、内蔵マイクの使用は避けます。安定性があり、背景ノイズを低減し、ビデオで目立たない大きさの高品質ハンズフリーマイクに投資しましょう。
スクリーンキャストソフトウェア: ビデオがスクリーンキャストの場合は、QuickTime Player、CamStudio、Jingなどのスクリーンキャストソフトウェアが必要です。
照明機器: まず、室内の自然光を利用します。明るさが足りない場合は、室内の照明器具を追加してみます。それでも十分な光が得られない場合は、ツリーポイント照明キットをお勧めします。
講師コミュニティの講師たちは、さまざまな機器の使用経験があります。他のコミュニティメンバーと連絡を取り合ってアドバイスを得ましょう。
スタジオを準備する
- 当然のことのようですが、外付けマイクがビデオ録画装置に正しく差し込まれていることを確認してください。
- マイクの設定で増幅率を確認します。増幅率によりマイクに入る音量が決まります。増幅率が高すぎると、録音中に静電気音が聞こえることがあります。
- マイクの音声出力設定を確認します。モノラルではなくステレオに設定する必要があります。
- 大きな声ではっきりと直接マイクに向かって話します。マイクから近すぎたり、遠すぎたりしないようにします。マイクから6~12インチ(約15~30 cm)の距離を保つことがお勧めです。
- ポップガード(マイクに取り付けることができる物理的なフィルター)を使用して、録音に破裂音が入らないにします。破裂音は不自然なスパイクを引き起こす可能性があります。
カメラの録画とエクスポートを設定する
カメラの録画とエクスポートの設定を以下のように正しく行います。
- 縦横比: フレームの幅と高さの比率です。ビデオのアスペクト比は4:3か16:9である必要があります。
- ビデオ解像度: これはビデオの品質を表し、フレーム内のピクセル数(p)によって決まります。ビデオ解像度は720p以上にする必要があります。高解像度(HD)ビデオの解像度は720p以上です。
撮影環境を準備する
Udemy講師は、通常、ホームスタジオでコースを撮影します。ここでは、ホームスタジオを設定するためのベストプラクティスをいくつか紹介します。
- ホームスタジオの設定。エコーを吸収しやすくするために録音室を加湿します。また、防音効果のある音響パネルを部屋に追加したり、毛布、クッション、ソファなどを置いて録音のエコーを拾わないようにすることができます。
- スクリーンキャストのための背景。背景を綺麗に保ち、画面上のコースの内容の邪魔にならないようにします。デスクトップとタブを綺麗にして、コース以外の関連コンテンツがないことを確認します。
- 「語り手」ビデオの照明。室内で撮影する場合は、窓のそばに座り、後ろからではなく正面または側面から光が当たるようにします。ビデオの主な被写体がはっきりと見えるように明るくする必要があります。背景や顔に影がかからないようにします。
映像をフレーミングする
カメラの配置と移動に関するヒントを以下に紹介します。
- 被写体は、三分の一の法則を使用して、映像の中心または側面に配置する必要があります。三分の一の法則とは、フレームを縦に2回、横に2回分割することで、9つに均等に分割することです。この線または交差点に沿って被写体を配置すると、より魅力的な視覚効果が生まれます。
- 「語り手」ビデオを作成する場合は、カメラから離れすぎたり、近すぎたりしないようにします。また、カメラを頭上の高すぎる場所や顔の下の低すぎる場所に配置しないようにします。受講生と向かい合って会話をしていると想像してください。
- カメラが安定していることを確認します。三脚を使用するか、カメラを安定した場所に置きます。自分でカメラを抱えないようにします。