コース紹介ページを作成する
コース紹介ページ(CLP)は、Udemy内に設けられた、あなたのコースを売り込むためのスペースです。受講生が希望のコースを探しているときに、最初に閲覧するページです。このページの情報によって、受講生はあなたのコースの価値を判断します。そのため、受講生があなたから学びたいと思うような、生き生きとして魅力的なコース紹介ページを作成しましょう。
受講生の意思決定を促す要因
受講生は次の3つの要因によってコースの受講登録をするかどうかを判断します:
- コース紹介ページの内容
- コース価格と割引
- 受講登録者数と受講生のレビュー (ソーシャルプルーフ)
この記事では、1つ目のポイントに焦点をあてます。対象となる受講生が魅力的と感じる内容を書くためのヒントをお伝えしましょう。受講生にあなたのコースがニーズに合っていると感じてもらいましょう。
ベストプラクティス
次のガイドラインに従います:
- 受講生に直接話しかける(「受講生」ではなく「あなた」を使う)
- 会話調の親しみやすい文章にする
- 自然な文章で、有益な情報を、行動を表すキーワードを用いて伝える
- 新しい受講生が混乱したり躊躇したりする専門用語を避ける
- 誤字脱字や文法の間違いに気を付ける
- あくまで正確に。誤った情報を伝えると否定的レビューが付いてしまいます
- 受講を検討している人がどのようにGoogleで検索しているかを考え、検索語句と一致させるようにしましょう。
対象となる受講生を決める
コース作成の早い段階でこのセクションを記入したことと思います。ここでもう一度見直し、あなたのコースを的確に説明しているかどうか確認しましょう。
「あなたのコースで受講生は何を学びますか?」の内容は、受講生向けのコース紹介ページの見出し「学習内容」の下に表示されます。そのため、自分に適しているコースかどうかを受講生が判断するのに役立つ、現実的で測定可能な学習目標を3~5つ書いてください。
コースにオリジナリティを持たせる
コースを成功に導くためには、各コースにあなたのオリジナリティや創造性を持たせることが大切です。
これはコース教材だけではなく、コース紹介ページにも当てはまります。コースはいずれも最新のコンテンツを公開するようにします。重要なポイントに説得力を持たせるために引用や統計を活用することありますが、内容の使いまわしは検索結果に影響します。たとえば、10コースのコース紹介ページが非常に似ている場合、検索エンジンに選ばれるのは1つだけで、他のコースは表示順位が下がってしまいます。あなた自身のウェブサイトから同じ文章やマーケティング手法をコース紹介ページに流用した場合にも、同じことが起きる可能性があります。
どのコースにも同じ文章が繰り返し出てくると、受講を検討している人は、各コースの違いがよく分からず、混乱しかねません。
紹介ページの要素
「コース紹介ページ」のベストプラクティスをご紹介します。
コースタイトル
コースタイトルは受講生がコースを登録するかどうかの重要な決め手になります。そのため、簡潔かつ明確なコースタイトルを付けましょう。文字数は60字以内にします。
コースのサブタイトル
分かりやすいサブタイトルとは、コースの内容を端的に説明し、期待感を持たせるものです。120字以内で、コースの最も重要な部分を3~4個取り上げます。その際、キーワードを2つほど入れます。Udemyのコースタイトルとサブタイトルの品質基準に沿ったタイトルとサブタイトルにしてください。
コース説明
コースについて1000ワード以上で説明します。1200~1700ワードが理想的です。ターゲットとなる受講生を想定し、彼らが登録前に尋ねたいと思う質問を考えます。このコースが受講生の仕事や生活にどのように役立つか? どのような問題、必要性、願望に対応しようとしているのか? たとえば、利点や特徴を箇条書きにしたり、受講生の声を載せたりします。そうすることで、コースの信頼度が高まります(公表済みで、かつ第三者によって選ばれた匿名の受講生のフィードバックを使用してください)。コース紹介ページと同様、コース説明もオリジナリティを持たせ、すでに公開されている別のコースとの違いが分かるようにします。
コースイメージ画像
コースイメージ画像は、コースやブランドと関連性があり、情報がしっかりと盛り込まれた、人目を引くものにします。この画像は、サイト内、モバイル画面、メール内でコースを表すために使用されます。受講生の心をつかむ、他よりも際立つものにしましょう。
作成する際には必ず、コース画像の品質ガイドラインに従ってください。なお、第三者の画像やロゴを許可なく使用した場合、著作権の侵害で法的責任を問われますのでご注意ください。
プレビュービデオ
コースで学ぶ内容について、受講生に理解してもらうためのビデオです。無料で視聴できる10分以上のプレビュービデオを作成し、自分のコースの内容をしっかりと伝える必要があります。次のいずれかの方法があります。
- コーストピックについてもっと学習したいと受講生に思わせるレクチャーを選び、カリキュラムページで任意のビデオレクチャーの無料プレビューを再生できるようにします。
- 別に作成したプロモーションビデオまたは既存のプロモーションビデオをYouTubeなど他のチャンネルで公開して、Udemyのコースへの訪問者を増やします。
- コース紹介ビデオがプレビュービデオとして再生されるようにします。
講師プロフィール
講師プロフィールは受講生が他のコースと比較検討する際に重要となります。受講生は、あなたが信頼できる講師かどうか、あなたのことをもっと知りたいと考えています。講師プロフィールでは、以下のことを伝えましょう。
- 信頼性。受講生はあなたが信頼できるかどうか知りたがっています。あなたがコースで教える分野の専門家である根拠を強調しましょう。
- 共感。受講生のことを理解していることを示しましょう。あなたが教えようとしている内容を、あなた自身が学んだときにいかに苦労したかを伝えます。
- 熱意。退屈な講師から学びたいと思う人はいません。熱意を示しましょう。
- 人柄。あなた自身のことについて積極的にシェアしましょう。趣味や関心事、人生の目標、なぜUdemyの講師になったかなどです。
また、Facebook、LinkedIn、YouTube、Twitterなど、他のチャネルのリンクを提示しておくのもよいでしょう。以上を組み合わせてプロフィールを作成することが、受講生獲得に向けた第一歩です。