レビューシステムの改善に向けた取り組み – 8月22日更新
コース評価の指針の導入
本日、Udemyではコース評価の指針導入計画を発表します。5段階の星評価それぞれの意味を規定することにより、受講生が共通認識に基づいてコース評価を下せるようにすることが狙いです。
指針を示す理由
評価の主な目的は、コースへの登録を検討している受講生に、そのコースが自分の受講目的やニーズに合っているかどうかを判断するための材料を提供することにあります。ただし、5段階の星評価それぞれの意味についての共通認識がなければ、受講生の意見をコースの平均評価に的確に反映することはできません。
現状では、同じ星評価を受けた2人の受講生が、その評価に対して異なる受け取り方をする可能性があれば、異なる星評価を受けた2人の受講生が、同じような受け取り方する可能性もあるからです。
この件については、Udemyの講師コミュニティーでも意見を募りました。その結果、ほとんどが、5段階の星評価の意味がはっきり規定されている方が良いというご意見でした。
表示の仕方
指針の根拠
今回の指針では、多くの受講生がすでにレビューで表明しているニュアンスを、なるべく忠実に反映することを意図しました。各段階の評価に対して受講生がどういう感想を抱いているのかを正確に把握するために、詳細な調査を行いました。Amazon、Yelpなど、他のマーケットプレイスで星評価がどのように規定されているかも、比較検討しました。
講師に及ぼす影響
Udemyでは、マーケットプレイスのポリシーが、調査で明らかになった受講生の星評価への見方に沿ったものになるよう努めていきます。そのため、星評価に関するいくつかのしきい値を修正します。
- 4.1以下の評価を受けた無料コースを削除する検索フィルターを廃止します。
- 「ベストセラー」、「話題の新着コース」などのバッジを判定するしきい値を修正します。
- Udemy for Business(UFB)では、引き続きビジネスと関連の高い最新コンテンツを厳選していきますが、その選考基準を改訂します。
Udemy全体で見た場合、短期的には平均評価がわずかに(0.1~0.2ほど)ゆっくりと下がっていくことが予想されます。しかし、長期的には好ましい影響が生じると予想しています。今後数か月間は、何らかの変化が生じるかもしれませんが、健全なマーケットプレイス実現のためには、信頼できる統一された評価の存在が欠かせません。
導入時期
コース評価の指針は、来週中に公開されます。これは重要な一歩です。受講生が自身の体験を個別の評価と重ねられるようになれば、星評価は一層信頼できる便利なツールとなるでしょう。また講師も、受講生が自分のコースをどう受け止めているかをより正確に把握できるようになります。
今後の改善予定
Udemyは、今回の変更によって生じる影響を注意深く観察していきます。また、フィードバックシステムの改善も、以下の数種類の方法で引き続き進めていきます。
- 過去数か月間に収集したコースの定性的属性の一部を表示することで、コースを差別化し、より役に立つフィードバックを提供します。
- コースの評価が他の受講生満足度(コース消化量や再登録率など)と合致するよう、スパムフィルターと重みづけ評価システムを改善します。
- 受講生の評価が、コース紹介ページや講師ダッシュボードに反映されるまでの時間を短縮します。
フィードバックと評価のシステムは、あらゆるマーケットプレイスの根幹となるものであり、注意深く慎重な管理が求められます。Udemyは、学びを通じて人生を豊かにするというミッションを掲げ、講師と受講生の双方に「無限の可能性を」提供することを目指して、今後も取り組みを続けていきます。
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